2007年11月8日木曜日

秋の恵み


あっというまに11月です。竜王公園にも秋の気配があちらこちらに・・・

公園内にはたくさんの樹木がありますが、この時期、特に目に付くのが子ども達も大好きな「ドングリ」。園路や広場にはたくさんのドングリが落ちています。

実りの秋は、虫や小動物たちにとっても同じことで、たくさん実った年はたくさんの生き物たちが喜んでいると思います。ドングリの仲間は大きく分けて、カシ類、ナラ類に分けられます。

ナラ類は落葉性の樹木で、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワなど、カシ類は常緑でシラカシ、アラカシ、ウラジロガシなどがあります。また、それらはドングリの帽子(殻斗)の特徴で区別できます。うろこ状またはイガ状のものがナラで、横に筋が入ったものはカシの仲間です。また、シイと名のつくものは実が食用になります。

同じドングリの仲間でもカシ、シイの森とコナラ、クヌギの林ではそこに暮らす生き物も違います。虫や生き物との関係でみると、コナラ、クヌギの林はたくさんの生物が生活しています。林を生活の一部として利用してきた人間とのかかわりで維持されてきたことも多くあるんです。色々なドングリを集めてどんな樹木があるのか、どんな生き物がかかわっているのか、公園内をゆっくり散策してみませんか。